福島市は14日、同市桜木町の旧児童文化センターに農作物などの放射線モニタリングセンターを開所し、家庭菜園などで育てた野菜や井戸水などの検査受け付けを始めた。
センターには測定などを支援する東北大の分室も入居し、ゲルマニウム半導体検出器2台、簡易測定器三台を配備している。簡易測定器で調査し、国の暫定基準値の7割を超える放射性物質が検出された場合、半導体検出器で詳細に調べる。
検査は無料だが一世帯一品目に限る。検査結果は郵送などで知らせる。
市内の保育所の給食で使う食材の検査なども15日に始める。今後、支所や学校にも簡易測定器の配備を進める方針。
問い合わせは同センター 電話024(525)3210へ。
(カテゴリー:福島第一原発事故)