東日本大震災アーカイブ

基準超セシウム検出 県が発表、出荷自粛要請 いわきのユズ

 県は7日、いわき市のユズから食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える930ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同日、いわき市に出荷自粛を要請した。出荷自粛は福島、南相馬、伊達、桑折に続き5市町目。
 いわき市が6日に行った検査で、同市平地区の出荷前のユズから、1キロ当たり454ベクレルのセシウムが検出されたため、県に詳細な調査を依頼していた。
 いわき市は400ベクレルを超えた場合、県に調査を依頼することにしている。市は6日に市内産のユズの出荷自粛を生産者や直売所などに要請している。