政府の原子力災害現地対策本部は東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域への一時帰宅の3巡目を29日に始める。新たに住宅の修理業者や引っ越し業者の同行を認めるほか、墓参りなど自宅以外への立ち寄りもできるようにする。同本部が13日、発表した。
業者の同行は事前に登録した場合のみ、市町村が許可する。5時間の滞在の中で、雨漏りしている部分の修理や大きな荷物の持ち出しなどができるようになる。同行可能な車両は一台までとする。自家用車の持ち込みも2トントラックまで認める。事前登録で市町村から許可されれば、墓参りなどにも行けるようになる。
中継基地は南相馬市の馬事公苑と楢葉町の道の駅ならはを使用する。
29日は田村市、2月11日は南相馬市と楢葉町と富岡町、同12日は大熊町、双葉町、浪江町で一時帰宅を行う。葛尾村の実施は3月以降で、川内村は希望者がいないことなどから一時帰宅を行わない。
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