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避難する浪江町民と一緒に... 桑折から元気発信 来月4日 復興大市 B級グルメ 全国から招く

復興大市の成功を目指す板垣委員長(中央)と和泉(右)藤倉両副委員長

 ■イベント成功に向け奔走する 板垣 泰一さん(50) 和泉 守昭さん(50) 藤倉 実さん(61)

 「再起のターニングポイントになってくれれば」-。地元商業を活性化しようと桑折町商工会の実行委員会は3月4日、町内の旧福島蚕糸跡地で「"桑折宿"復興大市」を開く。会場の隣には浪江町民らが避難する仮設住宅があり、元気を取り戻してもらうとともに両町民の絆を強める。全国の有名B級グルメ店も訪れる予定。実行委員長を買って出た板垣泰一さん(50)らは成功に向け奔走している。
 桑折町の商店街は町商工会館をはじめ多くの建物がダメージを受けた。板垣さんらは危機感を募らせ「普通の催しではなく、でっかいイベントで盛り上げよう」と決意。会員の和泉守昭さん(50)と毎月、「軽トラ市」を開いている藤倉実さん(61)が副委員長となり、準備に入った。
 活用できる資金を探し、東北経済産業局の復興支援のための地域商業活性化支援事業に応募し、認定を受けた。
 有名なB級グルメを集める企画を立てた。B1グルメグランプリを獲得した富士宮やきそば(静岡)や「地頭鶏(じとっこ)」(宮崎)、「あかし玉子焼き」(兵庫)、「牛たん肉まん」(宮城)など、地元の現状を訴えながら依頼。熱意が届き、それぞれの担当者は「被災地のために参加したい」と快く引き受けてくれた。浪江や石巻の焼きそばも応じてくれた。
 県内から相馬双葉、いわき四倉の海産物、二本松の酒、浪江の大堀相馬焼などが協力してくれることが決まった。「軽トラ市」も開く。ステージイベントにも「山木屋太鼓」やフラガール指導者のショー、相馬流れ山の踊りなどが続々と参加の名乗りがあり、盛りだくさんの催しが可能になった。
 板垣委員長は「震災被害と放射能という現状を受け入れた上で、一歩踏み出すことが大切。桑折町から一緒に元気を発信したい」と話す。復興大市は桑折宿雛(ひな)めぐりの最終日に当たり、時間は午前10時から午後3時まで。入場は無料。

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