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今を生きる 原発事故調査しエッセー「必ず農家になる」 JICAコンテスト 本県最高の審査員特別賞

水谷所長から賞状を受ける中山さん(右)

■あさか開成高2年 中山未来さん
 郡山市のあさか開成高2年の中山未来さん(17)は国際協力機構(JICA)のエッセーコンテストで、本県出品で最高の審査員特別賞を受けた。エッセーのテーマは「放射能と農業」。東京電力福島第一原発事故で本県の農業は苦境に立たされているが、「原発事故に負けないで、必ず農業に関する仕事に就く」と夢の実現に意欲を新たにしている。
 中山さんは農家育ちではないが、家庭菜園で土に親しむうちに「農家になりたい」という夢を抱き、小学5年の時には決意を固めた。高校卒業後は農業関係の学校に進み、技能習得に励む考えだ。受賞作は、農業への希望を抱く中で発生した原発事故で将来に不安を抱きながらも、事態を前向きに捉えようとチェルノブイリ原発事故後の農地除染の現状を独自に調査した自身の行動をつづった。
 調査によって世界が復興に向けて被災地に人的・物的支援の手を差し伸べている現実を知り、「必ず地元で農業に携わる」との思いを一層強くしたという。
 あさか開成高で22日に行った表彰式でJICA二本松の水谷恭二所長が、中山さんに賞状を手渡した。中山さんは「原発事故は、夢に向かって突き進むきっかけになった」と述べた。
 受賞作の最後は中山さんの強い決意で締めくくられている。「私は世界をつなぐファーマー(農家)になる」

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