東日本大震災アーカイブ

内部被ばく検査始まる ホールボディーカウンター 長期化は必至

 県内各市町村は住民からの要望を受け、ホールボディーカウンターを導入し内部被ばく検査を実施している。

 福島市は2月27日、車載型ホールボディーカウンターの運用を開始した。放射線量が高い地域の小学生から検査を始めるが、1日の検査人員は60人のみ。3月末までに実施できるのは大波、渡利、南向台の3小学校で、市立51小学校の完了には長期間かかるとみられる。

 人材確保も課題だ。福島市は放射線技師3人をようやく確保したが、見つかったのは運用開始が迫った1月だった。担当者は「各自治体で検査が始まり、県内全体で慢性的に不足している」と表情を曇らせる。

 検査機器の精度にも不安が残る。南相馬市は当初導入した旧式の機器による測定結果に間違いが見つかり、再測定が必要になったケースがあった。現在は最新式の機器を使っているが、以前の機器で検査した住民からは「新しい機器で測り直してほしい」という声が寄せられている。

カテゴリー:震災から1年