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仮置き場線量問題ないが... 住民の不安大きく

 県はがれきの処分や再利用を進めるため、仮置き場の放射線量を測定している。周辺の空間線量と比較して特に高い数値は出ておらず、「空間線量に問題はない」と住民に説明しているが、放射性物質に対する住民の不安は大きく、スムーズに処分や再利用が進んでいないのが実態だ。

 全壊や半壊などの住宅の解体作業も進んでいない。住宅の解体で今後生じると見込まれるがれきの量は167万9千トン。県によると、業者が除染作業や復旧工事などに追われ、住宅解体に手が回らないとみられる。

 一方、下水汚泥の再利用に向けては国土交通省は3月7日から郡山市の県中浄化センターで汚泥から放射性セシウムを取り除く実験を始める。実験のイメージは【上図】の通り。県によると、汚泥を溶融する際に、「高性能反応促進剤」と呼ばれる物質を加えることで放射性セシウムをフィルターに吸収させ、残る砂利などの産物を無害化させる仕組み。砂利などの放射性物質の濃度は検出下限値未満となり、建設用や土木用の資材として使うことができるという。ただ、フィルターに吸収された、高濃度の放射性セシウムを含む濃縮セシウム塩の処理をどうするかなどの課題がある。国交省は3月30日まで実験を行う。効果を検証した上で同センターをはじめ県や市町村の下水処理施設での実用化を目指す。

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