東日本大震災アーカイブ

南相馬に青パト2台 東京小金井、原町RCが寄贈

青パト車(後方)を贈った東京小金井、原町両RCメンバー

 東京小金井、原町両ロータリークラブ(RC)は12日、南相馬市に青色灯付きのパトロールカー2台を贈った。
 原発事故で原町RC会員の斎藤文雄さんが小金井市に避難、RC例会に出席して南相馬市の現状を紹介した縁。東京小金井RCメンバーが昨年の相馬野馬追に同市を訪れて交流した。車や漁船が残る被災地も視察し、支援を約束していた。
 贈呈式は市役所で行われ、東京小金井RCから三笠俊彦会長ら8人、原町RCから鶴蒔和雄会長、斎藤さんら11人が出席した。三笠会長が桜井勝延市長にキーを手渡した。桜井市長は「区域が見直しされる警戒区域内の防犯パトロールに活用したい」とお礼を述べた。
 車はスズキジムニーで、青色灯の他、拡声器、スタッドレスタイヤ付き。側面に赤い円に「絆」の文字、両RCの名前が入っている。2台で約270万円相当。
 三笠会長は「来年創立50周年を迎えるが、できる限りの支援を続けたい」と話した。