東日本大震災後、県民に情報を伝え続けたラジオ福島(本社・福島市)の放送現場の様子と関係者の思いを伝える本「ラジオ福島の300日」が17日、発売される。
「ラジオでみなさんつながっています。大丈夫です」-。地震、津波、原発事故の混乱と不安の中で県民に情報を届け、励まし続けたアナウンサーや社員の行動、心境をつづっている。同社は発生から350時間14分のCMカット連続生放送、ツイッター、インターネットを活用したきめ細かい情報提供で被災者に寄り添った。
ライターの片瀬京子さんとラジオ福島著、毎日新聞社刊。表紙には「ラジオ福島災害報道特別番組」とだけ記された福島民報ラジオ・テレビ欄の紙面を掲載した。税込み1575円。
17日から県内書店とアマゾン、21日から福島市のスタジオと郡山、若松、いわきの各支社で取り扱う。
(カテゴリー:福島第一原発事故)