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大甕、高平幼稚園が再開 南相馬、震災で休園

名前を呼ばれて元気に返事をする大甕幼稚園の入園児

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で休園していた南相馬市立の2幼稚園が9日、約1年ぶりに再開した。同日、市内の市立幼稚園で一斉に入園式が行われ、再開した園舎には子どもたちが元気に遊ぶ姿が戻った。
 再開したのは同市原町区の大甕(おおみか)、高平の両幼稚園。これまで市立幼稚園は鹿島区の3園が開いていたが、原町区での受け入れを求める保護者の声を受けて再開した。両幼稚園は市や保護者、住民が園庭の表土を入れ替えたほか、遊具のペンキを塗り直すなどして除染作業を進めてきた。
 大甕幼稚園の入園式には3歳と4歳の21人が親に手を引かれて登園した。教諭が入園する一人一人の名前を呼び上げると、園児は大きな声で返事をしていた。
 田中貞子園長が「一年ぶりに園舎に元気な声が響き渡りうれしい。思い出をつくり、笑顔をたくさん見せてください」と歓迎の言葉を述べた。
 南相馬市の公立と民間の保育園・幼稚園には震災前、2340人が通園を予定していた。原発事故を受けて多くの子どもたちが避難し3月1日現在、約680人が在籍した。4月には約750人に増えたが、全体の在籍数は震災前の3割ほどにとどまっている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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