東日本大震災アーカイブ

帰還、再生へ依然課題 避難区域設定から間もなく1年

警戒区域が解除された南相馬市小高区。JR小高駅前通りには地震で倒壊した家屋などが目立つ

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域の設定から22日で1年になる。田村、川内両市村に続き、16日には南相馬市の警戒区域と計画的避難区域が「避難指示解除準備」「居住制限」「帰還困難」の3区域に再編され、立ち入り可能な区域に多くの住民が戻った。しかし、除染と汚染廃棄物の管理、津波被害を受けた沿岸部の復旧など住民の帰還に向けた課題は山積したままだ。