東日本大震災アーカイブ

「双葉の桜」胸に交流 いわき仮設住宅

花見を楽しむ南台仮設住宅の住民

 双葉町からの避難者が生活するいわき市の南台仮設住宅で15日、花見が行われた。仮設住宅内に桜はないが、青空の下、飲食を共にして楽しい時間を過ごした。
 仮設住宅で生活する新家林蔵さんは、会場で双葉町では同じ中浜地区に住んでいた志賀多喜子さんと一緒になった。テーブルを囲み食事をしながら大震災後のことなどを話した。会場に来て初めて同じ仮設住宅にいたことを知ったという。
 企画した自治会の斉藤宗一会長は「みんな楽しそうで良かった」と喜んだ。