県北地方の果樹地帯でモモの摘花作業が始まった。献上桃で知られる桑折町の「こおり桃源郷」で栽培をしている同町伊達崎の農業相原泰之さん(39)方のモモ畑では25日、相原さんの母トミさん(66)が知人の手伝いを受け、「あかつき」「川中島白桃」などの花の摘み取り作業に励んでいた。 今冬、約1カ月にわたりモモの木の除染作業に取り組んだ。長引く寒さで開花が1週間ほど遅れているという。トミさんは「風評被害に負けず、おいしい果物を消費者に届けたい」と意欲を見せていた。 作業は今月末まで続く。
(2012/04/26 11:56)