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小高区過半数「戻りたい」 世帯アンケート「戻らない」18.5%

 南相馬市小高区の行政区長連合会が東京電力福島第一原発事故に伴い避難区域が再編された同区の全世帯を対象に行ったアンケートで、「小高に戻りたい」と答えた世帯は53.9%となった。「戻らない」と回答したのは18.5%、「未定」は27.6%だった。連合会は5月10日に桜井勝延市長にアンケート結果を提出し、小高区の復興に向けた取り組みを求める。
 小高区の旧警戒区域は年間の被ばく線量に応じて避難指示解除準備、居住制限、帰還困難の3区域に再編された。アンケートは3月中に小高区から避難している全3700世帯に郵送し、1113世帯(回収率30.1%)から回答があった。
 「戻りたい」と考えている世帯のうち、最多の31.6%が「今後の状況を見て(3~5年先)」と答えた。「南相馬市が戻ってもよいと判断した時」が29.3%で続いた。戻ることへの不安は「健康のこと(放射能汚染、医療福祉施設)」が29.3%で最も多かった。
 「戻らない」と答えた世帯の理由は「汚染された地域での生活は不安」が43.4%、「放射線量が下がり生活基盤が整備されて小高区民がある程度戻っても将来性がない」が42.4%を占めた。
 連合会の山沢征会長(68)は「インフラの整備や除染などが進まない状況が長引き、住民の気持ちは変わりつつあるのかもしれない。行政は住民の支援と地域の1日も早い復旧・復興を進めてほしい」と要望している。

カテゴリー:福島第一原発事故

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