東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

賠償問題解決が先 知事と協議で双葉郡首長が指摘

中間貯蔵施設設置など佐藤知事(右)と意見交換する出席者

 26日に始まった佐藤雄平知事と双葉郡8町村長の協議に臨んだ町村長から「賠償の問題が解決しない限り、全ての課題解決には至らない」との指摘が出た。東京電力福島第一原発事故に伴う汚染廃棄物の中間貯蔵施設設置などに対し、県がリーダーシップを発揮するよう求める声も上がった。
 広野町の山田基星町長は「知事を筆頭に、中間貯蔵施設の問題も含め国に提言していきたい」との考えを示した。
 富岡町の遠藤勝也町長は「(協議の場では)原発事故の賠償問題が解決しない限り全ての問題は解決しないと申し上げた。公平な賠償を求めたい。避難区域再編で富岡町は、人口密集地で区域が分断される可能性があり賠償に差が出てしまうためだ」と主張した。
 川内村の遠藤雄幸村長は「村は警戒区域が見直され国直轄の除染が始まる。国がしっかりと迅速に作業を進めるよう県からも要望するよう求めた。中間貯蔵施設に関しては知事が先頭に立ち、問題を解決してほしいと話した」と語った。
 大熊町の渡辺利綱町長は「国に早く『仮の町』の方向性を出してもらうため、県にリーダーシップを発揮して取り組んでほしいと要請した。双葉郡の課題7項目への国の回答は抽象的で具体性がないため、しっかりと対応を示してもらうよう県とスクラムを組み要望する」と強調した。
 双葉町の井戸川克隆町長は「町民から賠償問題の解決を優先的に進めてほしいとの声が多いことを伝えた。中間貯蔵施設の問題は国が上から目線で押し付けてきても困る。双葉郡と県が連携し、町民の合意を基に国が踏み込んだ対応を講じるよう求めていきたい」と語った。
 浪江町の馬場有町長は「放射能汚染、生活再建、産業集積の3つが課題となっている。国は除染や長期的な医療保障、賠償や移転補償、双葉郡の産業集積政策のロードマップ策定などに取り組むべきだ」と力を込めた。
 葛尾村の松本允秀村長は「協議の場の開始は中間貯蔵施設の建設や避難区域の見直しなどの課題を解決するための第一歩。県が先頭に立ち、各町村の問題を前進させてほしい」と求めた。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧