東日本大震災アーカイブ

決意と感謝の歌声響く 仙台で東北復興大合唱祭

本県の合唱団員らが希望に満ちた歌声を響かせた「祈りのうた」のステージ

 東北復興大合唱祭は30日、仙台市の東北大学100周年記念会館・川内萩ホールで開かれた。東北六県の合唱団が震災からの復興に向かう思いと全国からの支援への感謝を込めて、力強い歌声を響かせた。
 全日本合唱連盟東北支部と実行委の主催で約70団体、約1000人が参加。本県からは一般や高校などの23団体、約320人が出演した。「祈りのうた」など4つのステージで声を合わせ、東北の力と希望を発信。会津若松市出身の佐藤正浩さんらが指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団が伴奏した。会場全員で「上を向いて歩こう」などを歌い、温かい一体感に包まれた。
 全日本合唱連盟東北支部長の菅野正美福島県合唱連盟理事長は「各県の人たちと歌うことで、たくさんの支援にお礼ができた。生徒たちも満足そうな表情だった」と語った。
 本県の出演団体は次の通り。
 会津若松ザベリオ学園高、F・M・C・混声合唱団、郡山市民合唱団、郡山女声合唱団、コーロ・ブリランテ保原、混声合唱団メンタル・ハーモニー、トロワリール、原町女声合唱団、会津学鳳高、会津農林高、安積高、安積黎明高男声、磐城桜が丘高、喜多方高、喜多方東高、郡山高、郡山東高、福島西高、福島東高、福島明成高、福島成蹊高、福島大混声合唱団、プリムローズ