広野町のNPO法人浅見川ゆめ会議(鈴木正範理事長)はこのほど、町内箒平地区の浅見川渓谷アケボノツツジ群生地を訪れた。
ゆめ会議はNPO法人取得前の昭和60年から毎年、観賞会を開き町内外から100人を超える人が群生地に足を運んだという。この他にも種子を発芽させるなど独自の保護活動に力を入れている。
しかし昨年は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故のため多くの活動を断念せざるを得なかった。2年ぶりとなった観賞会には会員ら約20人が駆け付けた。再会を喜び合うとともに2年ぶりに観賞するアケボノツツジの美しさと古里の自然のたくましさを再確認した。
現地ではアケボノツツジを研究している石藤正靖さん(いわき市内郷高野町)が群生地形成の歴史などを分かりやすく解説した。
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