福井県鯖江市の「さばえっこ図書ボランティアネットワーク」は10日、絵本や児童書約4000冊を本県の子どもたちに贈った。鯖江市内の小中学校12校に協力を呼び掛けた。県学校図書館協議会を通じて、県内の学校に配布される。
同ネットワークは、読み聞かせなどの活動をしている。会長の木村愛子さんが東日本大震災後、二本松市から鯖江市に避難している農業柑本(こうじもと)修さんと知り合い、長時間外で遊べない本県の子どものため、本を贈ることを決めた。喜多方市教育問題対策協議会委員長の水戸昇さんが協力した。
同日、郡山市の柴宮小で贈呈式が行われた。木村会長が児童代表に本を手渡し「鯖江の子どもたちの思いの詰まった本を読んで元気になろう」と呼び掛けた。
大玉村教委事務局がある村農村環境改善センターでも贈呈式が行われ、押山利一村教育長が謝辞を述べた。
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