東日本大震災アーカイブ

東北太鼓連合発足 福島で設立総会、渡部会長が就任

太鼓文化の振興などを目指す「東北太鼓連合」の設立総会

 東北六県の太鼓団体が集い太鼓文化の継承や技術向上を目指す「東北太鼓連合」の設立総会は13日、福島市の福島グリーンパレスで開かれ、会長に発起人代表で県太鼓連盟の渡部世一会長(福島民報社社長)が就いた。任期は2年。設立第1弾事業として7月1日に宮城県登米市で「東日本復興支援 感謝太鼓まつり」を開催する。
 本県と青森、秋田、岩手、山形の各県太鼓連盟、宮城県太鼓連絡協議会などから約30人が出席した。渡部会長が「皆さんと手を携えて東北の太鼓文化の振興、発展に尽くしたい」とあいさつした。日本太鼓財団の中西由郎常務理事、浅野義幸、長谷川義の両副会長が祝辞を述べた。
 「東日本復興支援 感謝太鼓まつり」は宮城県太鼓連絡協議会が主管し、東北六県から20~30の太鼓団体が出演する。入場無料で、1000人規模の来場者を見込んでいる。
 事業計画では他に、若手育成に向けた東北ジュニア太鼓コンクールの開催を決めた。
 主な役員は次の通り。
 ▽会長=渡部世一(県太鼓連盟会長・福島民報社社長)▽副会長=久保泰宏(宮城県太鼓連絡協議会長)斎藤通夫(県太鼓連盟副会長)▽理事=附田文哉(青森県太鼓連盟会長)及川賢一(岩手県同)鈴木俊秋(秋田県同)江口信一郎(山形県同)▽監事=鈴木孝喜(秋田県太鼓連盟専務理事)南部聡子(宮城県太鼓連絡協議会副会長)