東日本大震災後、中国本土から初となる本県への観光ツアー団が20日、いわき市のスパリゾートハワイアンズに到着した。震災や東京電力福島第一原発事故から約1年2カ月が経過し、中国で旅行業と航空事業を展開する春秋グループのトップが放射性物質の影響に「問題はない」と判断し実現した。日中関係者は本県ツアーの本格再開に期待を寄せた。
ツアー名は「日中国交正常化40周年記念、頑張れ!福島応援ツアー」。春秋グループの王正華会長が団長を務め、一般客や中国の旅行代理店関係者ら約40人が参加した。
一行は茨城空港を経由して、スパリゾートハワイアンズにバスで到着。地元関係者らの歓迎を受け、県主催の歓迎会に臨んだ。22日まで県内に滞在し、会津地方の観光地も巡る。
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