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今を生きる 白河の子ども笑顔に 家族が避難恩返しイベント企画

子どもたちと楽しいひとときを共有した若月さん(後列左から3人目)ら学生たち

■東北福祉大子ども科学部4年 若月美里さん22(浪江町出身)
 仙台市の東北福祉大子ども科学部子ども教育学科の学生がこのほど、白河市の「ザ・こどもまつり」で「被災地保育イベントプロジェクト」を展開した。子どもたちと歌や踊りを楽しみ、メッセージボード作りに汗を流した。
 4年生の若月美里さん(22)が「子どもが笑顔でいられるように大学で学んでいることを役立てよう」と昨年12月に仲間と共にプロジェクトを企画した。若月さんは浪江町出身で仙台市在住。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で家族と共に白河市に一時避難した経験がある。現在も浪江町から西郷村に移転した福祉施設に勤める母親ら家族5人が、白河市内で避難生活を送っている。
 子どもを対象にしたイベントが開催されると白河市に住む祖母から聞いた若月さんが、家族を温かく受け止めてくれた白河市民に恩返しの気持ちも込め主催者の実行委員会に参加を申し入れた。約1カ月前から準備を進めプロジェクトとして初めての活動に臨んだ。
 参加した学生18人がステージとメッセージボードの2班に分かれた。ステージ担当のメンバーは音楽に合わせ子どもと踊った。アンパンマンが描かれたボードには親子連れに夢や好きな言葉を張ってもらった。若月さんは「白河で活動できて本当にうれしい。プロジェクトは始まったばかり。今後は宮城県にも活動範囲を広げていきたい」と話している。

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