東日本大震災アーカイブ

二本松のNPO製造「桑の葉パウダー」 県、自主回収を要請

 県は1日、二本松市のNPO法人が製造した「桑の葉パウダー」から食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える390ベクレルの放射性セシウムが検出されたとして、NPO法人に自主回収を要請した。NPO法人は取引先などを通じて自主回収を始めた。これまでに健康被害の報告はないという。

 自主回収の対象は、福島、郡山、相馬、二本松、伊達、鏡石の各市町の15店舗と自社直売所1店舗、東京都の2店舗、インターネットで販売された50グラム入り996袋と伊達、郡山両市の2店舗で販売された500グラム入り5袋。賞味期限は平成25年3月31日から同年5月31日。

 国立医薬品食品衛生研究所が東京都内の県八重洲観光交流館で販売していた製品を検査し判明した。31日に厚生労働省から県に連絡があった。

 問い合わせはNPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会 電話0243(46)2113へ。