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放射線 放射性物質 Q&A 放射性物質が洗濯物に付く危険性は

■空気中の物質はほぼゼロ外干し被ばく考えにくい
 東京電力福島第一原発事故が発生してから、放射性物質の問題で洗濯物を外に干すのを控えています。1年以上が経過しましたが、現在でも屋外で放射性物質が洗濯物に付く危険性はあるのでしょうか。
 県内で放射線に関する講演をしていると、来場者からよく聞かれる質問に「洗濯物を外に干していいのですか?」「窓を開けて掃除してもよいですか?」などがあります。実際に今でも多くの家庭で洗濯物を室内で乾燥させているというお話を伺います。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻)高村昇さん

 現在、県内で住民が生活している地域の環境で空気中の放射性物質はほぼゼロです。県などが毎日発表している空間放射線量で一定の数値が出ているのは、地面や壁、樹木などに付着している放射性セシウムから出される放射線が反映しているからです。
 このため、通常、洗濯物を外に干したとしても放射性物質が付着し、それを着るなどしたときに被ばくすることは考えにくい状況です。砂ぼこりが舞い上がるような天候の日に洗濯物を干した場合でも、付着した砂ぼこりをはたいて落とせば心配いりません。どうしても気になる人は、軽く水拭きをするとよいでしょう。
 室内を掃除するときも同様です。窓を開けて掃除をしたとしても、通常、放射性物質が室内に入り込むことはほとんどありません。強い風が吹いているときに窓を開けていた場合などに心配だと思っても、室内で掃除機をかけたり、壁や床を軽く水拭きして砂ぼこりなどを拭き取ればよいでしょう。
 これからの季節は気温が上がります。室内で適度な換気や、風通りを確保することは、衛生上にも、健康上にもとても大切なことです。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

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