東日本大震災アーカイブ

本県農業 再生を探る 郡山で研修会

本県農業の復興策を探った研修会

 本県農業の復興策を探る「ふくしまの新たな農業を作るための研修会」は8日、郡山市の県農業総合センターで開かれた。
 県の主催で、東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で被害を受けた農業の再生を考えてもらおう-と初めて企画した。県内から生産者や農協関係者ら50人が出席した。
 長崎県雲仙市のキク栽培農家吉田良一氏が「地域に貢献できるキクづくりを目指して~普賢岳噴火災害からの復興と経営発展~」、農水産ID執行役員の藤井淳生氏が「放射性物質と農産物の品質管理について」と題してそれぞれ講演した。
 このうち吉田氏は、雲仙普賢岳噴火で農地を失った後に営農場所を移転して再開し、大規模なキク栽培農家になるまでの経験などを語った。
 研修会は今年度計3回予定している。