東日本大震災

「放射線・放射性物質Q&A」アーカイブ

  • Check

放射線 放射性物質 Q&A 庭の草刈り、被ばくするか

 庭の手入れが趣味でしたが、東京電力福島第一原発事故以降、放射線被ばくが心配でずっと草刈りなどの作業を控えています。夏が近づき、庭の雑草が気になります。早く再開したいのですが、大丈夫でしょうか。

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻)高村昇さん

■冬に枯れたので心配なし針葉樹の剪定には手袋を

 季節柄、庭の草花のお手入れをされることがあると思いますが、草木に触れて被ばくするのではないかと不安を覚えられる方もいらっしゃることでしょう。しかし、庭に生えている草の多くは一度、冬の間に枯れ、新しく生えてきたものですので、事故当時の放射性物質が直接付着していることは考えにくい状況です。
 木の葉については、落葉樹の場合、やはり葉が一度落ちてしまっているので、放射性物質が直接付着している心配はないと思います。一方、松のような針葉樹の場合、落葉しないため放射性物質の付着があるかもしれません。このような木の剪定(せんてい)をされる場合は、直接触らずに手袋などをはめて行われる方がよいと思われます。庭の手入れをする数時間程度の作業で、健康への影響が懸念されるような放射線被ばくをする地域は現状ではありません。
 庭の草むしり、木の剪定など土などを触った後には、手足をきれいに洗ったり、入浴時に髪を洗うことで、付着した放射性物質を取り除くことができます。また、汚れの付いた服は、普段通りに洗濯をすることで、同様に放射性物質を取り除くことができます。
 半袖、半ズボンなど露出の多い服装で作業することに不安を感じられる方もいらっしゃいますが、現在、空気中に放射性物質はほぼ存在していませんので、半袖の服を着たからといって、空気中の放射性物質が肌に付着することはありませんのでご安心ください。

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

「放射線・放射性物質Q&A」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧