東日本大震災

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本県沖タコ、ツブ貝あす出荷 放射性物質検出せず

販売に向けてボイル加工されるタコ=相馬市・高橋商店

 相馬双葉漁協が22日の試験操業で水揚げしたタコ、ツブ貝3魚種の生鮮品と、ゆでた加工品について、県漁連は23日、自主検査でいずれも放射性物質は検出されなかったと発表した。これに伴い、試験的な販売ながらも東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後初の本県沖の漁獲物の出荷が25日に始まる。
 相馬沖で操業し相馬市の松川浦漁港に水揚げされたのはミズダコ約830キロ、ヤナギダコ約123キロ、ツブ貝のシライトマキバイ約440キロで、販売は加工品のみ。加工段階で販売に向かない部位や殻を取り除くため、流通量はタコが漁獲量の2分の1、ツブ貝は4分の1程度となる。同漁港の保冷施設に保管して週明けの25日朝、相馬原釜魚市場仲買人協同組合などに引き渡し、地元相馬市を中心に県内で販売される見通し。
 同漁協は自主検査結果の証明書や操業海域図などを添付して出荷する。関係者によると、価格は震災前の3~4割安になる見通し。28日まで販売し、消費動向などを調べる。
 試験操業は27日も実施する。2回分の結果をまとめ、7月の県地域漁業復興協議会に報告し、試験操業の継続などを協議する。
 23日は同漁協が前日に続いて自主検査した。委託を受けた相馬市新沼の「いち山いち高橋商店」がタコ、ツブ貝を一括して加工した。高橋睦男専務(38)は「本県漁業の再興に向けて安全性をアピールするため、消費者を含んだ地域一体の盛り上がりに期待したい」と話していた。

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