東日本大震災

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南相馬に仮設宿泊施設が完成 復旧作業員の滞在、快適に

完成した施設の前でテープカットする関係者

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の影響で、宿泊施設の不足が続く福島県南相馬市に仮設宿泊施設「ホテル叶や」が完成し、17日、同所でオープンセレモニーが行われた。中小企業基盤整備機構(中小機構)と市などが協力して建設した。中小機構が被災地で仮設宿泊施設を整備するのは初めて。
 建設場所は市内原町区金沢の民有地で、8500平方メートルの敷地に軽量鉄骨平屋6棟を整備した。延べ床面積は約2000平方メートル。全室個室で100室用意し、食堂や風呂、コインランドリーなどを備えている。宿泊料金は素泊まり1泊4000円で、市内で復旧に当たる作業員を中心とした利用を想定している。
 市内小高区で旅館を営んでいた牧野良仁さん(51)が施設の代表を務める。牧野さんは旅館が原発事故に伴う避難区域にあるため休業中で、仮設の宿泊施設で再出発となる。
 牧野さんはセレモニーで「これからを再スタートと思い、スタッフ一丸となって安心安全を提供していきたい」と決意を述べた。桜井勝延市長、富田健介中小企業庁次長、高田坦史中小機構理事長、高橋隆助原町商工会議所会頭が祝辞を贈り、テープカットした。

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