▼平成23年8月27日 菅直人首相(当時)が県庁で佐藤雄平知事と会談し、中間貯蔵施設を県内に設置したいとする意向を明らかに。佐藤知事は「突然の話で非常に困惑している」と不快感を示し、回答を保留
▼9月8日 野田佳彦首相が就任後初の地方視察で来県。報道陣の取材に応じ、県、関係市町村との協議を進める考えを示す
▼9月28日 来県した環境省の南川秀樹事務次官が複数箇所に設置する必要があるとの見通しを示す。佐藤知事が同省に抗議
▼10月29日 環境省が中間貯蔵施設等の基本的考え方を策定・公表。施設の確保・維持管理は国が行うこと、27年1月をめどに施設供用を開始すること、中間貯蔵開始後30年以内に県外で最終処分を完了することなどを示す
▼11月27日 細野豪志環境相兼原発事故担当相がテレビ番組に出演し、「単なるごみ処理場ではなく、研究開発の拠点にもしたい」と発言
▼12月28日 細野環境相兼原発事故担当相が、県、双葉郡8町村に双葉郡内に施設を整備する意向を伝え、検討を要請
▼平成24年1月5日 県と双葉地方電源地域政策協議会が施設受け入れの検討開始
▼1月8日 野田首相が県庁で佐藤知事と会談し、施設の双葉郡内への設置を正式に要請
▼1月12日 県と双葉郡8町村の実務者協議が始まるが、双葉町が欠席
▼1月17日 双葉地方町村会が開かれ、施設建設の受け入れの是否も含めて同町村会で話し合うことを決める
▼2月4日 双葉地方町村会長の井戸川克隆双葉町長が、町村会として国と協議する態勢を整える考えを示す
▼2月26日 国と双葉郡8町村との意見交換会が開かれる予定だったが、双葉地方町村会長の井戸川克隆双葉町長が欠席し、中止に。出席した5町村の首長は国との非公式の懇談で、県を交えた8町村との協議の場を設けることを確認
▼3月10日 政府が県、双葉郡8町村に対し、中間貯蔵施設を福島第1、第2両原発がある大熊、双葉、楢葉の3町に設置する考えを示し、協力を要請
▼3月15日 楢葉町議会が設置に反対する意見書を全会一致で可決
▼3月26日 双葉地方町村会が8町村に県を加えた枠組みで政府と協議する方針を決める
▼8月19日 政府、県、双葉郡8町村の意見交換会が開かれ、政府は施設の候補地として大熊、双葉、楢葉3町の計12カ所を示し、基本設計の前段となる地質調査への協力を要請
(カテゴリー:震災から1年6カ月 )