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今を生きる 待望、校庭で練習再開 植田小の復旧工事完了 28日、2年ぶり大会

校庭での練習を再開した団員

■いわき 植田ソフトボールスポ少
 「さあ、こい」「丁寧に捕球しよう」。いわき市の植田ソフトボールスポーツ少年団の団員13人の元気な声が"ホームグラウンド"の植田小校庭に響く。震災で3分の2が地滑りし大部分が立ち入り禁止になっていた校庭の復旧工事が完了し、スポ少は10月、校庭での練習を再開した。28日には校庭で植田杯親善球技大会が開かれる。
 東日本大震災で学校は校庭、体育館が被害を受けた。団員は震災後から毎週末、約1キロ離れた市内の東田中央公園で練習してきた。広さは十分だが、芝が生い茂り、石も転がっていた。団員と保護者はネットやベースなど学校にある練習道具を運び、草むしりなどをして練習に励んできた。
 校庭の使用再開は待ちに待ったこと。団員は元気いっぱいに駆け、キャッチボールや守備、打撃練習をしている。6年で主将の緑川晃貴君(11)は「公園はでこぼこしていて大変だったが、校庭は平たんだ。小学校の生活もあと少し。みんなで一生懸命プレーしたい」と笑顔をのぞかせる。
 監督の金賀倉さん(40)は「学校に戻り、団員は生き生きしている」と指導に一層熱が入っている。
 28日の大会は震災前まで、毎年5月に開いてきた。昨年は工事のため中止し、今年は工事完了を待っての開催となり、市内8チームが出場する。
 団員は前日の27日、保護者と一緒にグラウンド整備や会場設営に当たる。緑川君は「2年ぶりの大会。優勝を目指して戦いたい」と張り切っていた。

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