農林水産省は22日、東京電力福島第一原発事故の影響で全村避難する福島県飯舘村の水田で試験栽培している稲を刈り取った。今後、放射性物質のモニタリング調査を行い、将来に営農再開するためのデータとする。11月下旬ごろに公表する。 村内では農作物は栽培されておらず、稲を作付けして放射性物質を調査するのは今回が初めて。同省は村内の各地で表土剥ぎ取りの農地除染を実施し、このうち草野行政区と小宮行政区の各30アールの水田で実験している。
(2012/10/23 18:57カテゴリー:福島第一原発事故)