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楢葉の直轄除染を公開 廃棄物減容施設建設の現場も

屋根の除染作業が進む民家の庭先で空間放射線量を測る環境省の職員

 環境省は8月に警戒区域が避難指示解除準備区域に再編された福島県楢葉町の除染作業で出た廃棄物を仮置き場に搬入する際に、圧縮梱包(こんぽう)機で減容する施設の建設を町内で進めている。25日に施設を建設している上繁岡の仮置き場と民家の除染現場を報道陣に公開した。楢葉町の除染は国が直轄で実施しており、除染現場の公開は区域再編後初めて。
 平成24年度は上繁岡を含め6カ所の仮置き場に減容する施設を建設する。主に草木類が対象で幹が太い材木などは別の破砕機を使う。環境省は減容により搬入物が5分の1程度になると試算する。固定式の大型圧縮梱包機での減容化は県内初だという。
 公開された上繁岡の仮置き場は水田約3ヘクタールを造成して施設を建設しており、2週間後の完成と同時に搬入が始まる。減容前の推定搬入量は約1万8780立方メートル。
 民家の除染では作業員約30人が母屋や小屋など3棟の屋根を市販のペーパータオルを水で濡らし丁寧に拭き取った。環境省の職員が除染前の庭先の空間放射線量を測定すると毎時1.8マイクロシーベルトだった。建物から20メートルの裏山を終え屋根、壁、庭に順次取り掛かり、1軒約1週間で終える予定。24年度は14行政区で3200超の建物が対象になる。
 同町は24年度は14行政区に仮置き場11カ所、25年度は6行政区に仮置き場6カ所を造る。

カテゴリー:福島第一原発事故

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