和田観光苺組合の今シーズンの直売が24日、相馬市和田の同組合施設で始まった。
初日は赤く色づいた新鮮なイチゴ約70箱が販売され、開店直後に売り切れた。収穫は年明けの1、2月にピークを迎えるため、当初は取扱量が少なく、開店間もなく売り切れることが多いという。
今季から従来のハウスの土耕栽培に加え、農業法人を設立して国、市の復興支援事業を活用した水耕高設栽培を始めた。「紅ほっぺ」「やよいひめ」などを育てている。夏の猛暑の影響で収穫時期は例年より遅めだが、生育は順調で甘みもしっかりと出ているという。山中賢一郎組合長(67)は「初めての水耕栽培で初年度は試験的な段階だが、立派に育ってくれた」と手応えを感じている。
イチゴ狩りは1月3日に仮オープン(予約のみ)し、13日に本オープンを迎える。入園時間は午前10時から午後4時まで。
直売所は午前10時から営業。問い合わせは同組合 電話0244(36)5535へ。
(カテゴリー:福島第一原発事故)