東日本大震災

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避難先で2度目の年越し 借り上げ住宅でそば打ち

原発事故後2度目の大みそかを前に、避難先の福島市の借り上げ住宅で年越しそばを打つ佐藤さん(左)=30日

 福島市大波地区の借り上げ住宅で、飯舘村から避難する農業佐藤貞勝さん(74)は30日、同じく避難する村民らのために約80人分の年越しそばを作った。
 避難前、佐藤さんは地域おこしのためにと地元の直売所でそばを提供したり、知人から頼まれて年越しそばを打ったりしてきた。軌道に乗ってきた矢先、震災と原発事故が起きた。
 飯舘村から避難先に手作りの道具などを持ち込み、小さめながら、そば打ち専用の「部屋」も設けた。
 この日は、朝から避難した村民らの顔を思い浮かべながら、心を込めて作った。顔なじみも駆け付け、作業を見守った。
 佐藤さんは「一日も早く元通りの生活になれれば。来年は今年よりもいい年にしたい」と期待を込めていた。

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