国土交通省は9日、東日本大震災の復興支援道路である「相馬福島道路」(延長約45キロ)のうち、福島県相馬市の相馬-相馬西区間(延長6キロ)の建設工事に着手する。着工を契機に同区間の名称を「相馬西道路」と決めた。
平成23年11月に新規事業化された2区間のうち最初の着工で、わずか1年3カ月という異例のスピードで工事に入る。通常のペースでは4~5年かかるという。9日は相馬市山上の現地で起工式が行われる。佐藤雄平知事らが出席する予定。
相馬福島道路は東北中央自動車道と一体化する自動車専用道路として、国土交通省磐城国道事務所が直轄権限代行により115号国道を整備している。復興のリーディングプロジェクトとして早期整備を進め、新規事業化から10年以内の完成を目指している。
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