全国を巡回する本県発の音楽イベント「風とロック LIVE福島 CARAVAN日本」の札幌公演は3日、札幌市教育文化会館で開かれた。ドキュメンタリー映画の上映やライブを通し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から間もなく2年になる本県の思いを伝えた。
昨年12月の本県公演、1月の沖縄公演に次ぐ開催で、「風とロック」、福島民報社が主催した。郡山市出身のクリエーティブディレクター箭内道彦さんが企画・運営の中心を担っている。約500人が来場した。
ライブは人気バンド怒髪天と箭内さんでつくる「ザ☆ぽてとサーカス」の演奏で幕を開けた。怒髪天は本県の応援団としてすっかり定着している。この日は別会場で単独ライブがあったが、駆け付けてくれた。他にミュージシャン渡辺俊美さん(川内村生まれ、富岡町育ち)や富沢タクさん(いわき市出身)らが出演した。
北海道出身のタレント大泉洋さんと鈴井貴之さんのトークショーもあり、会場を盛り上げた。大泉さんは「福島でおいしいものを食べたい」、鈴井さんは「微力だが被災地復興のために取り組んでいく」と本県に温かいエールを送った。
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