東日本大震災アーカイブ

県、交流事業対象に ジェトロ、独と医療福祉の情報交換

 県とドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州の医療福祉関連産業の交流が、日本貿易振興機構(ジェトロ)の地域間交流事業に採択された。県が3日、発表した。
 ノルトライン州は世界最大の医療機器見本市「メディカ」を開催するなど、世界有数の医療機器関連産業集積地。ジェトロを通じて情報交換するほか、企業の販路拡大や高品質の機器開発を目指すマッチング事業などを展開する。県が10月に開催する医療機器展示会「メディカルクリエーションふくしま」に合わせ、ドイツ企業関係者が来県することなども想定している。
 採択期間は1年で、最長3年間の延長が可能。毎年300万円が交付される。
 佐藤雄平知事は昨年8月、ドイツを訪問し、ノルトライン州の経済・エネルギー相と医療機器関連企業を連携させることで合意していた。