東日本大震災アーカイブ

スポーツセンター整備 被災県支援 カタールの基金採択 白河市

 白河市は本県など被災3県を支援するカタール国の「カタールフレンド基金」を活用し、市総合運動公園内に健康スポーツセンターを建設する。10日、市が発表した。
 事業名は「しらかわ夢かたーる総合運動公園整備事業」。健康スポーツセンターは2階建てでフットサルコートやキッズルームを設ける予定で、市民や避難者の心と体の健康づくりに役立てる。
 この他、運動公園内既存施設の陸上競技場、国体記念体育館の改修も行う。事業費は約6億6千万円で全額カタールフレンド基金から助成を受ける。市は14日から始まる6月定例議会に事業費を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出し、議決を得た上で具体的な設計に着手する方針。
 同市はカタールフレンド基金の公募に応募し、採択された。5日にカタール大使館で同国と覚書を締結した。
 基金に採択されたことについて、鈴木和夫市長は「避難者や住民の健康不安を解消するとともに、白河地域の住民に希望を与え、本市復興に大きく寄与すると考える」とのコメントを発表した。

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