東日本大震災アーカイブ

除去土壌 現場保管 9割以上

 政府は除染によって発生する放射性物質を含む除去土壌を中間貯蔵施設に搬入する方針。しかし、施設整備の見通しが立っていないため、除染現場などで保管せざるを得ない状況になっている。県のまとめは【表】の通り。除染に伴う除去土壌の保管場所は、大熊、双葉両町など全域が除染特別地域の7町村を除く52市町村で5286カ所。このうち、仮置き場が475カ所で、現場保管は9割以上の4811カ所を占めている。
 現場保管のうち、住宅や事業所の除染で出た土壌を保管しているのは2835カ所。学校や幼稚園などの敷地内が1096カ所、公園が880カ所となっている。

カテゴリー:震災から2年3カ月