秩父宮妃勢津子さまをしのぶ重陽祭は9日、会津若松市の国指定名勝会津松平家庭園・御薬園にある顕彰碑前で行われた。
勢津子さまは会津藩主松平容保公の孫で、皇族に嫁ぎ、会津藩の「朝敵」の汚名をそそいだとされる。重陽祭は秩父宮妃勢津子殿下顕彰委員会と市観光公社が勢津子さまの誕生日で重陽の節句の日である9月9日に、平成17年から毎年、催しており、9回目。
関係団体の代表ら約10人が出席した。顕彰委員会の宮森泰弘委員長が「遺徳を末永く伝え、顕彰していく」とあいさつ。出席者が献花して一層の会津の発展を誓い合った。
顕彰碑前では勢津子さまにちなむバラ「プリンセス・チチブ」が咲いている。
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