いわき市漁協は9日、本県沖で9月末に予定している試験操業に向けた準備を小名浜漁港で実施した。
試験操業で漁獲物を水揚げした後、放射性物質の検査や魚種の選別などで、どの程度の時間がかかるかを確認する目的。今回の魚種はメヒカリやヤナギダコなど7種とした。小名浜機船底曳網漁協所属の「第3政丸」と「第5天栄丸」がいわき沖の水深約150メートルの場所で漁獲した。
漁獲物が港に水揚げされると、鮮度を保つために漁業者らが素早く選別作業し、同漁協で放射性物質の検査が行われた。確認後、今回水揚げされた漁獲物はすべて廃棄された。
(カテゴリー:福島第一原発事故)