国土交通省福島河川国道事務所が福島市渡利地区で実施している県内初の河川堤防の除染は9日、本格的な作業に入った。この日は渡利大橋付近の河川堤防で住宅側の斜面約10メートルの表土を剥ぎ取り、芝を張り替えた。
作業は住宅地に隣接する阿武隈川右岸の弁天橋から三本木橋上流の約2・4キロで行う計画。表土剥ぎ取りに加え、住宅側の側溝の堆積物除去、清掃車による堤防上部の道路のブラシ清掃などを進める。12月中旬に完了する予定。
除染土壌は現場近くの、あぶくま親水公園付近に一時保管する。
(カテゴリー:福島第一原発事故)