東京電力福島第一原発事故に伴い、双葉郡と南相馬市、飯舘村の高校計8校は仮の校舎で学ぶ「サテライト校方式」を導入している。
サテライト校の設置状況は【表】の通りで、8校の8月1日現在の在校生は合わせて880人。震災直後の平成23年4月に在籍が見込まれていた2379人の4割弱となっている。生徒数の減少に伴い部活動が制限され、学校行事にも影響が出ている。
双葉郡の生徒を対象にした中高一貫校設置に向けた動きも出ている。同郡8町村の教育長による「双葉郡教育復興に関する協議会」が7月31日、中高一貫校設置を含んだ教育復興ビジョンを策定。復興庁は平成26年度予算の概算要求に、中高一貫校の設置経費などを盛り込んだ。
(カテゴリー:震災から2年6カ月)