東日本大震災アーカイブ

農林業 続く風評被害 県内外で安全性PR

県外のスーパーで県産農産物の検査態勢を説明する県の担当者

 原発事故による風評被害が、現在でも県内の農家を苦しめている。

 県は平成25年度、風評払拭(ふっしょく)に向け約18億円を確保した。前年度の約4億3千万円の約4倍に当たる。県内をはじめ首都圏、北海道、東海、関西などで県産農産物の検査態勢を紹介し、安全性をPRしている。

 海外に向けて農産物の販売促進にも力を入れている。タイに加え、今年はマレーシアにもモモを輸出する。

 平成23年度の県内の農業産出額は、前年度と比べ479億円減の1851億円となった。林業産出額は37億6千万円減の87億2千万円。

カテゴリー:震災から2年6カ月