東日本大震災

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塙のバイオ発電中止 町長「住民の理解得られない」

木質バイオマス発電施設整備計画の中止を発表する菊池町長

 塙町と県が事業化を目指していた県内最大規模の木質バイオマス発電施設をめぐり、菊池基文町長は20日、整備計画の中止を表明した。同町は8月29日に発生した鮫川村の仮設焼却施設の破損事故を受け、地域住民の不安を拭えないとして5日に同施設の計画凍結を発表していた。
 菊池町長は町内の塙農村勤労福祉会館で記者会見し、「施設は町内から産出される間伐材の有効利用が主な目的と考えていたが、住民の間で除染目的の施設との認識が先行し、住民の不安感から計画への理解を得るのが困難になった」と説明した。さらに鮫川村の施設の事故について「鮫川村の施設の安全性を踏まえた上で計画を進めたかったが、施設の再稼働に時間がかかるのは必至」とし、「苦渋の判断だが、計画を白紙に戻す」と述べた。
 町は今後、県に正式に計画中止を連絡する。また行政区長を通じ町民に説明するとしている。県県南農林事務所は「町から正式な話を受けていないのでコメントできない」としている。
 施設は町内東河内の民有林内の約4ヘクタールに建設を計画していた。今年度から町が用地造成に入り、平成26年度後半にも稼働する予定だったが、地元の一部住民の反対を受け、町は用地買収に着手していなかった。


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