環境省は1日、浪江町の帰還困難区域でのモデル除染を開始した。初日は町内赤宇木地区の仮置き場で、草刈りなどを実施した。
作業員10人が、枯れ草などを集め、コンテナに詰めた。雨のため土壌の剥ぎ取りは中止した。
放射線量が比較的高い地域での除染の手法、作業員の被ばく状況などを確認し、今後の同区域での除染の在り方を検討する狙い。双葉町でも実施するが、開始時期は未定。
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環境省は同日、飯舘村の居住制限区域での本格除染を2日から始めると発表した。対象は大久保・外内地区、八和木・前田地区、関根・松塚地区。農地や道路、住宅から20メートル以内の森林を除染する。
(カテゴリー:福島第一原発事故)