東日本大震災アーカイブ

産総研の取り組み紹介 福島研究所長「地元発展に貢献」

福島再生可能エネルギー研究所の概要を説明する大和田野所長

 1日に設立された産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所の取り組みを紹介する連携推進交流会は2日、郡山市の郡山ビューホテルアネックスで開かれた。大和田野(おおわだの)芳郎所長が基調講演し、来年4月の郡山市の研究所開所に向け「国内外の多くの企業、人と連携し、地元企業の発展にも貢献したい」とあらためて意欲を示した。
 郡山市の主催、郡山商工会議所などの共催。産総研と地元企業とのマッチングの場として初めて企画し、県内の企業関係者ら180人が出席した。
 大和田野所長が研究所の組織体制や設備概要、主要研究テーマ、国内外との連携などについて講演。近藤道雄所長代理が福島再生可能エネルギー研究所における県内の大学や企業、米国やドイツ、ノルウェーなどとの連携について語った。
 「再生可能エネルギーネットワーク」「水素キャリア製造・利用技術」「高効率風車技術」「次世代太陽光発電技術」「地熱の適正利用技術」「地中熱ポテンシャル評価」の6つの主要研究テーマについて産総研の担当者が説明し、ポスターセッションで出席者の質問に答えた。