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今を生きる 古里再生へエール 「これからも元気全国へ」 23~31歳女性7人が一丸

応援団賞を受けた川内村のチアガール。右は村マスコット「自然の村長モリタロウくん」

■市町村対抗県軟式野球初代応援団賞 川内村チアガール

 「応援団賞ができるらしいよ」。村の担当者から情報を聞き付けた福塚さんが村の友人らに声を掛けた。行員や保健師、保育士など23歳から31歳までの女性7人がすぐに賛同した。白いポロシャツ、ピンクのサンバイザーとミニスカートをそろえ、練習を始めた。
 高校野球を参考に、オリジナルの振り付けをした十数曲を、福塚さんがDVDにまとめて全員に配布した。大会前までに2度の合同練習も行った。
 村の野球への思いは熱い。震災前の人口は約2800人だが、第2回大会では準優勝に輝いている。今大会の初戦の葛尾村戦は3人で、続くいわき市戦は7人全員がそろって応援した。惜しくも2回戦で敗れたが、吹奏楽経験者が持ち込んだサクソホンの華やかな応援はあづま球場に響き渡った。
 大阪府出身の福塚さんを含め3人は村外出身者。自然豊かな川内の魅力に引かれ村に移住し、さまざまな復興支援に関わっている。帰村者は震災と原発事故前の5割弱の約1400人で、多くはお年寄りだという。
 「村再生に若い世代の頑張りが必要。もっともっと仲間を増やしたい」とチアガールたちは口をそろえた。
 「これからも川内の元気な姿を全国に発信したい」。川内村チアガールの代表福塚裕美子さん(27)は晴れの「応援団賞旗」を手に満面の笑みを浮かべた。第7回市町村対抗県軟式野球大会(福島民報社主催)で、今大会から創設された「応援団賞」に選ばれた。

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