郡山市のクリーン・エネルギー・ネットワーク有限責任事業組合と日大工学部が開発した「バイオマスガスステーション」の川内村での実証試験実施場所が同村の「いわなの郷」に決まり、実施に向けた協定締結式が7日、村役場で行われた。試験は早ければ今月下旬に開始する。
施設は、野菜や食品くずを発酵させて生成したメタンガスで発電などをする。発酵過程で出る残留物はペレットに加工し、肥料として使う。食品くずは郡山市から搬送するほか、村内で発生する生ゴミなどを使う。
実証試験は平成27年3月末までの予定。発電した電力は、いわなの郷に供給するほか、ビニールハウスでのイチゴ栽培などに活用する予定という。
締結式には同事業組合の増尾一代表理事、遠藤雄幸村長、いわなの郷の指定管理者となっている「あぶくま川内」の井出茂社長が出席し、協定書にサインした。
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