東日本大震災アーカイブ

チャールトンさんが視察 Jヴィレッジ名付け親

Jヴィレッジでソメイヨシノを植樹したチャールトンさん(右)と内堀副知事(左)ら

 元サッカーイングランド代表で同国のサッカー殿堂入りを果たしているボビー・チャールトンさんは11日、自らが名付け親となったJヴィレッジ(楢葉・広野町)を訪問して現状を視察し、植樹などを行った。
 チャールトンさんは、東京電力福島第一原発事故の収束作業の前線基地となっているJヴィレッジの様子を見て、「(原発事故以前に)初めて訪れた時は素晴らしいピッチだったが、その落差に心が痛む」と沈痛な表情で語った。その上で「イングランドとしてできる支援は何でもやる」と約束した。
 同行した小倉純二日本サッカー協会名誉会長は「東京五輪では、日本代表がJヴィレッジで合宿をすることにより復興のシンボルとして世界に発信できる」と述べた。
 引き続き、チャールトンさんはノーマ夫人とともに、Jヴィレッジセンターハウス前でソメイヨシノを植樹した。ふくしま浜街道・桜プロジェクトの一環で、内堀雅雄副知事らも参加した。