東日本大震災で決壊した須賀川市の農業用ダム「藤沼湖」周辺地域の災害復旧工事安全祈願式は25日、現地で行われた。震災から2年八カ月が過ぎ、本格的な復旧工事が始まる。
約60人が出席した。神事に先立ち、決壊による犠牲者の黙とうを行った。畠利行県農林水産部長、橋本克也市長、元県議会議長の斎藤健治県議、市村喜雄市議会議長、橋本明江花川沿岸土地改良区理事長、鈴木直衛滝行政区長、樋口順一長沼行政区長、岩尾守安藤・間常務執行役員東北支店長が玉串をささげた。
復旧工事はダム中核施設の本堤、副堤をはじめ、防災公園や林道整備などがあり、業者間で安全衛生連絡協議会をつくり、計画を推進する。ダム本体は平成28年9月末の完成を目指す。
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